2024.06.11
お役立ちコラム
【徹底解説】失敗しないツルの正しい駆除方法について
皆さんこんにちは。
久野商事株式会社の久野です。
近日、フェンスや外壁のツルの除去をしたいというお問い合わせが増えています。
皆様はツルを上手く除去できる方法はないかな…と悩んでいませんか?
ツルは成長が早く、景観を損ねるだけでなく、害虫を呼び寄せる原因にもなります。
また、ツルが巻きつくことにより、フェンスなどの設置物が風の影響を受けやすくなってしまい、倒れてしまうといった被害も増加しております。
特に太陽光発電所や施設周りの外壁、道路横のフェンスなどが主な被害場所となります。
本記事では、ツルの除去のお困りごとが解決できますので、是非ご覧ください。
目次
ツルの除去方法について
まず初めに、ツルの除去方法について説明します。
ツルの除去方法は「手作業で除去する」「業者に依頼して除去する」の2通りがございます。
手作業で除去する
手作業によるツルの除去は、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。
しかし、ツルが絡みついている場所や高所などの場合は、時間がかかり、危険を伴う可能性もあります。
手作業除去の手順
1.ツルの茎を根元から切り落とす
ツルの茎を根元から切り落とすことで、ツルの成長を抑制することができます。
鎌や枝切りバサミなどを利用して、できるだけ根元に近い部分で切り落とします。
2.残った茎や葉を手で引っ張って剥がす
切り落としたツルの茎や葉を手で引っ張って剥がします。
ツルは絡みつきやすい植物なので、根気よく剥がします。
3.気根と呼ばれる、ツルが壁などに吸着するための細い根も取り除く
ツルは気根と呼ばれる細い根を使って壁などに吸着しています。
この気根も取り除くことで、ツルの再発を防ぐことができます。
4.剥がしたツルは、燃えるゴミとして処分する
剥がしたツルは、燃えるゴミとして処分します。
5.除草剤を撒く
根元から切り落としたツルの跡に、根元から枯らす除草剤を撒くことで、ツルの再発を防ぐことができます。
手作業除去のポイント
安全に作業できる服装を着用する
周囲の状況に注意して作業する
必要な工具や資材を準備する
除去方法を事前に調べておく
除去後は、ツルの根が残っていないことを確認する
手作業除去で役立つ道具
ツルの除去で利用する道具はすべてホームセンターなどで購入することができます。
高所のツルを除去する場合は高枝切バサミ、太いツルを除去する場合は枝切りバサミを利用すると手間を省くことができます。
■ツルの駆除で利用する道具一覧
・鎌
・枝切りバサミ
・高枝切バサミ
・軍手
・長靴
・マスク
・ゴーグル
手作業駆除の注意点
・ツルが絡みついている場所や高所などの場合は、無理に自分で駆除しようとせず、業者に依頼することをおすすめします。
・ペットや子供がいる場合や近隣の農家がある場合は、除草剤の利用は控えることをおすすめします。
業者に依頼して駆除する
広範囲の除去や自身での除去が難しい場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
除去費用は業者によって異なりますが、基本的に建物が高いほど高額になります。
たとえば、2階建ての戸建ての場合、相場は数万円から20万円ほどですが、3階建て以上やマンションなどの場合は、10万から50万ほど掛かります。
また、ツルを除去するために足場を組む必要がある場合は、追加で費用が発生するため、業者に依頼する際は事前に現地調査してもらうことをおすすめします。
ツルの対策について
ツルは繁殖力が高いため、放っておくとすぐに生えてきてしまいます。
せっかく頑張って手作業で除去したり、お金をかけて業者に依頼して駆除したツルがすぐに生えてきたら嫌ですよね。
実はツルの除去と同じくらい、ツルの繁殖予防が大事なんです。
ツルの対策には主に4つあります。
「除草剤を撒く」「砂利を敷く」「防草シートを敷く」「防ツル塗料を塗る」。
どれも有効ですが、最後に紹介する防ツル塗料は特におすすめなので、ぜひチェックして みてくださいね!
除草剤を撒く
ツルを除去するには、除草剤が有効です。
しかし、通常の除草剤では一時的な効果しか期待できず、すぐに生えてきてしまいます。
ツルを除去する際は、根から枯らすタイプの除草剤の使用がおすすめです。
ただし、根から枯らす除草剤は土壌を弱化させるため、法面で使用すると土砂崩れの原因となる可能性があります。
また、雨などで薬剤が流出すると、周辺の植物に被害を与える可能性があります。
近くに農地や水田がある場合は、使用を控えるか、飛散防止対策を徹底しましょう。
砂利を撒く
ツルを除去した後に、砂利を撒くことも有効です。
砂利を敷くことで日光を遮ることができるため、ツルの成長を止めることができます。
ただし、ツルは砂利の隙間から伸びてくることもあるため、定期的に砂利の隙間をチェックし、ツルの芽吹きがあれば取り除く必要があります。
また、風雨によって砂利が偏ったり減ったりすることもあるので、適宜補充も必要になります。
防草シートを敷く
防草シートは雑草を防ぐためのシートで、ツルを防ぐこともできます。
製品にもよりますが、おおよそ3年〜10年ほど雑草を防ぐことができるため、手間が少ないのが特徴です。
ただし、正しい施工をおこなわないと、隙間から生えてきたり、剥がれてしまったりしてしまうため、防草シートを敷く際は、業者に依頼することをおすすめします。
久野商事では防草シートの販売から施工まで一貫しておこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ここまでのまとめとして、ツルは外部から来ることが多いため対策できないことが多い(人の土地のため)しかし、これから説明する防ツル塗料はツルを対策できる商材になります。
防ツル塗料を塗る
ツルを除去した後に防ツル塗料を塗ることも有効です。
防ツル塗料とはツル科の植物やその他の植物が忌避する成分を配合した塗料になります。
防ツル塗料を壁やフェンスに塗ることで、約3年程ツルが巻き付かなくなります。
除草剤ではない為、一度ツルの除去をしていただく必要があります。
ツタ除去後、フェンス下部から1m程度、フェンスの片面に防ツル塗料を刷毛または
ローラーでの施工となります。
元々、下記写真の発電所が近くに畑があり、除草剤が散布できず、ツタで毎年困っていた
というニーズから出来上がった商品となっております。
施工時の注意事項としては、塗料ですので、シンナーの臭いがすること、希釈ができない為、スプレーガンの使用ができません。
1kgでフェンスの場合、20~25㎡
平面の場合、10㎡の施工が可能です。
1kg・4kg缶のご用意があります。
【単価】
1kg缶=40,000円(送料含む)
4kg缶=145,000円(送料含む)
※効果3年持続
久野商事では防ツル塗料も取り扱っておりますので、お気軽にお問合せください。
防ツル剤について詳しく知りたい方はコチラもご覧ください。
まとめ
今回はツルの除去方法とツルの対策について説明させて頂きました。
放置されたツルは見栄えが悪くなるだけでなく、害虫や害獣の住処などになるため、大変危険です。
そのため、定期的に刈り取るか、防草シートや防ツル塗料を活用してツルが巻き付かないようにすることが重要となります。
久野商事では防草シートや防ツル塗料などツタ対策の製品を取り扱っておりますので、ぜひお問い合わせください。