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太陽光

太陽光発電の造成工事について

更新日:2024/02/28

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野でございます。

近年、地球環境の問題が深刻化する中、再生可能エネルギーの利用が注目を集めています。
中でも、太陽光発電はクリーンエネルギーとして広く普及しており、国内でも多くの太陽光発電所が建設されています。

今回は、太陽光発電を検討されている方へ向けて、太陽光発電の造成工事について説明していきます。

造成工事について

まずはじめに造成工事について説明します。

太陽光発電の造成工事は、太陽光発電システムを設置するための土地の整備を指し、太陽光発電パネルを設置するために必要な土地のレベリング、アクセス道路の整備、基礎工事などのことを指します。

造成工事の種類について

次に、造成工事の種類について説明します。

整地

整地とは太陽光発電設備を設置するために、地面を平らにする工事となります。

急斜面や地盤が緩い場所に設置する場合は、必ず整地工事をおこないます。
場所によっては、地面を平らにするだけでなく、砂利やアスファルトを敷くこともあります。

伐採や防草

太陽光発電所を建てる土地には、木や雑草が生い茂っていることが多いため、それらを伐採して、防草剤をまいたり、防草シートを敷いたりします。

伐採した木は廃棄処理する必要があるため、工事費用が高くなる傾向があります。

切土/盛土・止土

太陽光発電所を建設する際に、建設予定の土地が他の土地より低いことがあります。
その場合は、盛土と止土が必要となります。

盛土は、土砂などで埋め立てをして、土地の底上げをする工事となります。
止土は、盛土で底上げした土砂が流れたり、崩壊するのを防ぐためにおこないます。
一方、切土は、土地が高すぎたり、斜面をなくすために余分な土を取り除く工事となります。

地盤改良

太陽光発電所を建設する際に、地盤が緩い土地や地震などの災害が多い地域では、地盤改良工事が必要になる場合があります。

地盤改良工事にはいくつかの種類があり、一般的には地盤改良材を混ぜ込んで地盤を固めたり、地盤に杭を打ち込んで支持力を高める方法が用いられます。

地盤改良材としては、セメントや石灰、飛灰などがあり、これらを地面に混ぜ込んで固めることで、地盤を強化することができます。

また、地盤に杭を打ち込んで支持力を高める方法もあります。
この方法では、地盤が緩い場合や、地盤下に固い岩盤がある場合などに利用されます。
杭は、鋼管やコンクリート製のものを利用し、地盤の深さや強度に合わせて選定されます。

また、地盤改良工事は、施工する場所の地質や地盤の状況に応じて、最適な方法を選択することが重要となります。

造成工事にかかる費用について

次に、造成工事にかかる費用について説明します。

整地された土地

整地された土地でも長期間放置された土地では、草木が生い茂っていることがあります。
その場合は、草木の伐採や除草をおこなう必要があります。
業者にもよりますが、1平方メートルあたり約500円〜1,000円程が相場となります。

未整地の土地

平地だが、整地されておらず、草木が生い茂っている状態の場合は、草木の伐採が必要になります。
その後、踏み固めなどを行い、その上から砕石や防草シートなどを敷きます。

この場合の費用は、1平方メートルあたり約2,000円が相場となります。
草木の伐採量により、大きく変わりますので、事前に現地調査してもらうことをおすすめします。

地盤が緩い・地盤が硬い土地

地盤が緩い土地や硬い土地は、地盤改良・地質改良の造成工事が必要となります。
この場合の費用は、1平方メートルあたり約5,000円が相場となります。

山林や丘陵地

山林や丘陵地の場合は、伐採だけでなく盛土や切土や止土も必要となるため、1平方メートルあたり約10,000円〜30,000円と高額になります。

以下の表に土地ごとの造成費用をまとめます。

土地の種類概算費用(㎡)
整地された土地500円~1,000円
未整地の土地2,000円
地盤が緩い・地盤が硬い土地5,000円
山林や丘陵地10,000円~30,000円

造成工事にかかる期間について

次に、造成工事にかかる期間について説明します。

造成工事にかかる期間は造成の種類や内容、土地の状態により異なります。
通常の整地の場合は、約5日から1週間程で完了します。

一方で、盛土・切土などを含む造成工事の場合は、約1ヶ月から2ヶ月程かかります。
造成工事の期間は天候に左右されやすいので、工期をできるだけ短くしたい場合は、雨が多い梅雨シーズンや積雪シーズンは避けることをおすすめします。

造成工事の注意点について

造成工事をおこなう際は、地域によって規制があったり、許可が必要なことがあります。
ここでは規則と法律について説明します。

地域森林計画

域森林計画とは各都道府県知事が立てる森林の整備計画のことで、太陽光発電設備の建設場所が地域森林計画の対象になっている土地で1ヘクタール以上の造成工事を行う際は許可が必要となります。

地域森林計画について知りたい方はコチラをご覧ください。

森林法

森林法とは無計画な森林伐採防止や災害防止のために作られた法律になります。
造成する場所が保安林などの場合は、行政の許可が必要となります。
自己で保有している山林であっても、森林法の対象である場合は、太陽光発電所の建設許可を取得する必要があります。

宅地造成規制法

住居環境の安全性を守るための法律になります。
主に、土地の造成で発生する土砂の処理や、斜面の崩壊防止、水害への対策などが定められています。

この法律は、都道府県や市区町村が担当し、土地の造成をおこなう場合は、許可や届出が必要となります。
また、法律で定められた基準を満たしていない場合は、造成工事を中止するよう命じられることもあります。

まとめ

今回は太陽光発電の造成工事について説明させて頂きました。

太陽光発電の造成工事は非常に重要な工事となります。
造成工事が不十分だと発電効率が下がるだけでなく、土砂崩れなどの災害にも繋がります。

災害やトラブルを避けるためには、様々な規制法に準じて丁寧に対応可能な業者を見つけることが重要になります。

尚、久野商事ではフェンスや防草シートや太陽光発電資材の販売だけでなく、造成工事から電気工事まで一貫して対応しております。
また、盛土や地盤改良に活用できるサンドウェーブGも取り扱っております。
サンドウェーブGにつきましては、コチラで詳しく説明しておりますので、合わせてご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

久野 将成

フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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