雑草はお好きですか?
日本の四季で春、夏、秋の3シーズンに生える雑草は気を抜くとすぐに生えてきます。
自宅のお庭、道路のわき、農家の田んぼや畑、太陽光発電所などあらゆるところ生えているのを散見します。
景観上の問題、防犯上問題、作物の育成、発電効率問題などに厄介な存在が雑草です。
防草対策は、生えたら自分で抜く、除草剤を撒く(散布する)、防草シートを設置する。この中で防草シートは効果が長持ちします。人が抜く場合、年間3-10回程度実施必要です。 除草剤は散布直後に雨が降ったら流れて雑草を枯らせない。
年間3回程度は最低でも必要。化学薬品を散布することで自然破壊や人体への影響もあります。
防草シートを設置すればシートの寿命が来るまで雑草が生えません。
ではどんな防草シートを選定するといいのでしょうか。
目次
防草シート選ぶ際のポイントはなにか?
一度設置したら、丈夫で長持ち、半永久的に雑草が生えないようにしたいですね。
選定キーワードは?
ポイント1=材質 ポイント2=目付 ポイント3=遮光率の3つです。
ポイント1:材質とは?
耐候性とは気候の変化への耐性を言います。
太陽光・紫外線(UV)や温度変化による変形、変色、劣化などでの変質に強いものを選定すれば長持ちします。
中でも紫外線(UV)に強い素材を選定すればシートは長持ちします。
防草シートに使われる材質は主に2種類。ポリプロピレン(PP)とポリエチレンテレフタラート(PET)があります。
耐候性のある素材はポリエチレンテレフタラート(PET)です。
一般的にポリプロピレン(PP)は耐候性2-5年、 ポリエチレンテレフタラート(PET)は10-15年とかなりの差があります。
長持ちする防草シートは素材で選ぶことが最も大事なこととなります。
ポイント2;目付とは?
生地の単位面積あたりの重さ=質量のことを言います。
日本の場合は1平方メートル(㎡)あたりの重さとなります。1㎡あたり240gの生地を使用している防草シートは240g/㎡と表記されます。
使用量が多いほうが太陽光を遮断します。注意すべき点として、生地の使用量と厚みは比例関係ではありません。
製造方法により素材を圧縮ためです。
シートのスペックシートを確認するとg/㎡で数値の大きい製品を選定することをおすすめします。
ポイント3:遮光率とは?
日光を遮断することで雑草の光合成を抑制することができます。
雑草が育つための必要エネルギーを限りなく断つことができれば、仮に地表面に雑草の種があって、そこに雨が降っても発芽成長のためのエネルギー原である太陽光がなければ雑草は生えません。
遮光率を表す単位はパーセントで表します。遮光率は99.5%以上あれば雑草は育ちません。
当社が販売している防草シートはいずれも99.5%以上の製品となります。
中でも遮光率の最も高い製品は99.97%というものもご用意しております。
ポイントをまとめると
材質がポリエチレンテレフタラート(PET)であること
目付け(g/㎡)が多いこと
遮光率が99.5%以上でること
となります。
オススメはどれ?
JPSS
材質
高級PET使用 緑 裏面黒 (ニードルパンチ式)
目付け
高級PET350g+PP150g/㎡ トータル重量 500g/㎡を使用して業界最高峰の厚み3.5mm
遮光率
厚みしっかり3.5mm もあり 紫外線をとおしません。
JPSSについてはコチラをご覧ください。
マイティ110/150
材質 PET( スパンボンド法)
薄くて軽い、設置がかんたん 色が白(表)黒(裏)
目付け
高級ペット150g/㎡使用
遮光率
驚異、業界1位クラス 99.97%
マイティは110と150と 2種類があります。
濃緑と白黒の2種類がございます。
通常使いには濃緑を、農家さんや太陽光発電の両面パネル用には白黒タイプがオススメです。
マイティシート110についてはコチラを、マイティシート150についてはコチラをご覧ください。
製造工程にこだわってみると
もう少しこだわって選定の方法について説明をさせていただきます。
防草シートって厚みが薄いものと厚いものがありますよね。
あなたはどちらが長持ちすると思いますか。 厚いタイプ、 薄いタイプ?
製造工程により厚みが異なります。
厚いタイプ おもにニードルパンチ法(NP)
薄いタイプ おもにスパンボンド法(SB)
ニードルパンチ法(NP)とは?
不織布の製造方法で短く細い糸状の繊維を重ねてニードル(針)で交絡して作る方法を言います。
特長として、生地が厚い、ふんわりとした弾力感がある、高級感がある、など遮光率が抜群にいいので防草シートとしては最適です。
身近ではマット、カーペット、フィルターなどに使われます。 引張強度荷物よく、柔らかいので 凸凹な路面、土地に設置しやすさもあります。
フェルト生地をイメージしていただくとわかりやすいです。
気になる点としては、表面が時間とともにケバやダマが出来てしまいます。
また、屋外で使用する場合は、泥や種などがたい積するという懸念点もあります。
スパンボンド法(SB)とは?
不織布とは織らない作る布です。
この製法は粒状の樹脂を溶かして繊維にします。
その繊維を切断することなく堆積させて熱ロールで圧をかけてシート状にします。
スパンボンド法で作るシートは繊維が切れていないいので更に強度が強く、透水性の高い高密度の布です。
身近な製品ではおむつなどサニタリー製品、風呂敷、養生シートなどに使われます。
スパンボンド式シートは、製造方法からもわかるように薄く、サラサラした表面状態でつくられているので泥や種などはたい積することはありません。
現場の環境に合わせて選定することできます。
まとめ
雑草が生えないようにする 防草目的に 環境を汚さない、長持ちさせたいということであれば、防草シートは一つの解となります。
3つのポイントから選定すると適切なものが選べます。
厚いのがいいの? 薄いのがいいの? と困った場合はぜひご相談ください。
こちらではご説明をひかえますが 固定ピンの選定も重要なポイントとなります。
別の機会に固定ピンの選定方法についてもご説明させていただきます。