2022.12.15

お役立ちコラム

ブロック塀の撤去に関するまとめ【徹底解説】

ブロック塀

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野です。

家などを建てる際にプライバシーの確保のため、周辺にブロック塀を設置される方がいます。
最近では化粧ブロックというデザイン重視のブロック塀が人気があります。

一方でブロック塀の老朽化や災害による破損によりブロック塀の撤去を検討する方も増えてきております。
そこで今回は、ブロック塀の撤去の基準と撤去方法や費用について詳しく説明していきます。

ブロック塀の撤去基準について

まず、はじめににブロック塀の撤去基準について説明します。

厚み

ブロック塀の厚みは堀の高さにより基準が変わります。
下記の基準を満たしていないブロック塀は危険なため、撤去を検討しましょう。

ブロック塀の基準
※出典:一般社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会

高さ

ブロック塀の高さは最大2.2mまでと法律で定められています。
そのため、2.2m以上のブロック塀は法律に反しているだけでなく、倒壊の危険性が高いため、撤去することをおすすめします。

ひび割れ

ブロック塀はひび割れに強い特徴がありますが、劣化が進むとひび割れが発生します。
そのため、ヘアークラック(幅0.3mm以下、深さ4mm以下)程度であれば簡単に修復できますが、それ以上のひび割れの場合は一度業者に相談しましょう。

ブロック塀の劣化についてはコチラで詳しく説明しております。

傾きや揺れ

ブロック塀が傾いたり、揺れる場合は中の鉄筋が劣化しているため、ブロック塀を撤去する必要があります。
特にブロック塀が揺れる場合は倒壊する危険性が高いため、早急に業者へ相談しましょう

設置年数

ブロック塀の耐用年数は一般的に30年程度になります。
そのため、設置後30年を過ぎている場合は、ブロック塀の状態を確認しましょう。
また、ひび割れや傾き・揺れといった症状が出ている場合は業者に相談することをおすすめします。

ブロック塀の撤去の流れ

ここからはブロック塀の撤去の流れについて説明します。

①所有者の確認

ブロック塀を撤去する前にブロック塀の所有者を確認する必要があります。
特に隣接する物件の場合、ブロック塀の所有者が隣人だったケースがあるため、必ず確認しましょう。

②業者選定

ブロック塀を撤去する際は必ず解体工事業者に依頼しましょう。
DIYでの撤去は危険であり近隣住人への迷惑になるため、控えましょう。

③近隣住民への挨拶

ブロック塀の撤去では騒音や大きな振動が起こります。
また、ブロックのカットでほこりも発生しますので、必ず近隣の方にブロック塀撤去について説明しましょう。
尚、説明が難しい場合は、業者立会いの下で説明するようにしましょう。

④撤去

ブロック塀の解体は重機または手作業でおこなわれます。
道が狭いと重機が入れない事がありますので、事前に業者に確認しましょう。

⑤廃棄

撤去したブロック塀は産業廃棄物となり、各都道府県ごとに処分方法が異なります。
基本的にブロック塀の廃棄は解体作業費に含まれているため業者で廃棄してもらえます。

撤去費用について

ブロック塀の撤去費用はブロック塀の大きさや広さにより変動しますが、相場は5,000円〜10,000円/㎡程度になります。
周辺の環境や重機利用の有無でも撤去費用が変わってきますので、必ず業者に現地調査と見積を依頼しましょう。

補助金について

ブロック塀撤去の補助金を出している自治体があるため、事前に確認しましょう。
例えば、名古屋市では「道路に面する高さ1m以上のブロック塀等の撤去」に限り補助金が出ます。

尚、名古屋市のブロック塀等撤去費助成についてはコチラをご参考にしてください。
その他、さいたま市ではブロック塀を撤去した後にフェンスを新設する場合に受けられる補助金も出ているため、詳細はコチラをご参考にしてください。

ブロック塀撤去後の対応

ここではブロック塀を撤去した後の対応について説明します。
ブロック塀を撤去した後は代替として新しいブロック塀または目隠しフェンスなどを設置します。

設置するにあたり、別途費用がかかるため、ご注意下さい。

使用するブロックによって費用は異なりますが、10,000円〜20,000円/㎡程かかります。
フェンスを設置する場合は使用するフェンスにより金額が大きく変わります。
メッシュタイプのフェンスであれば数千円/m程で設置できますが、目隠しタイプの場合では数万円/m~と高額となる可能性があります。

まとめ

今回はブロック塀の撤去の流れと費用について説明させていただきました。

ブロック塀の撤去は危険が伴うため、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。
また、ブロック塀撤去後はブロック塀の再設置をおこなう必要がありますが、個人的にはブロック塀よりも目隠しフェンスの方が良いと考えています。

目隠しフェンスはブロック塀と同様にプライバシー保護ができるだけでなく、様々なデザインや材質があります。
好みの見た目にすることができるため、お庭にこだわりたい方には特におすすめになります。

尚、久野商事ではフェンスや防草シートなどを取り扱っております。
目隠しフェンスの取扱いもございますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事をシェア

XFacebookLine

この記事を書いた人

久野 将成

  • X
  • facebook
  • youtube

フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

全国対応

お見積り最短1分!まずはお気軽にご相談ください

お急ぎの場合は、お電話だとスムーズです。 052-228-2650[受付]9:00~18:00(土日祝休)