2022.12.07

お役立ちコラム

ブロック塀の劣化について徹底解説

ブロック塀

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野でございます。

みなさんはブロック塀についてどこまでの理解をされていますか。
ブロック塀は外構用の壁として利用されている耐久性や防犯性に優れた外構になります。
一方で経年劣化したまま放置した場合、地震などで倒壊する危険性があります。

今回はブロック塀の補修を考えている方を対象に、ブロック塀の劣化状況に応じた補修方法や費用について説明させていただきます。

ブロック塀の経年劣化について

はじめにブロック塀は長期利用をすることで経年劣化で少しずつ強度が低下していきます。
例えば、ひび割れしたブロックから雨水が入り込み、内部の鉄筋が錆びたり腐食してしまいます。結果的にブロック塀の強度が低下して、倒壊の原因に繋がります。
日頃からブロックの点検をすることで早期にひび割れなどの不具合を見つけてメンテナンスすることが重要になります。

ブロック塀の劣化について対策方法とは

ここではブロック塀の劣化に気が付いた際にどのような対策方法があるのか説明していきます。

苔やカビ

ブロック塀 苔

ブロック塀は常に雨風にさらされており、湿気も吸収しやすいため、苔やカビが発生します。
放置された苔やカビはすぐに繁殖して、ひび割れの原因になるため、高圧洗浄機やブラシなどを利用して簡単に除去していきます。
また、市販のカビ取り剤やバイオ洗浄もあわせて利用することをおすすめします。

白華現象

ブロック塀 白華現象

ブロック塀の表面が白くなる現象を白華現象と呼びます。
白華現象はひび割れから雨水などが侵入してモルタルが溶け出すことで化学反応が起きて発生します。

白華現象はブラシなどでこすることで簡単に落とすことができ、汚れが酷い場合は酸性の液体で中和してから掃除することで落とすことができます。
また、ブロック塀の強度に影響はありませんが、見た目が悪くなりますので定期的に清掃しましょう。

ひび割れや欠け

ブロック塀 ひび割れ

ひび割れはDIYで補修できる場合と専門業者に依頼しないといけない場合があります。
DIYで補修ができる範囲は幅0.3mm以下、深さ4mm以下のヘアークラックと呼ばれるひび割れのみとなります。
特徴として見た目は髪の毛ほどの細いひび割れで、ブロック劣化の初期症状ともいわれています。

また、ヘアークラックは放置されると時間の経過によって大きなひび割れとなるため、早期にメンテナンスをおこないましょう。
費用としては数千円程度で購入できるスプレーセメントやチューブタイプの補修材を利用できます。

しかし、DIYの場合は修復跡が目立ち、上手く補修ができずに手間が発生します。
専門業者に依頼した場合は、1箇所1万円程度で綺麗に修復できますので、専門業者に依頼するかDIYにするか確保できる予算にあわせて選びましょう。

傾きや揺れ

傾きや揺れがある場合は中の鉄筋が劣化しており倒壊の危険性があります。
万が一、ブロック塀が倒壊して事故が起きた場合は損害賠償が発生する可能性があります。
また、その場合は補修できないため、補強または撤去して新しく、ブロック塀を設置する方法があります。

ブロック塀の再設置は設置費用のみならず、撤去費用も必要になりますのでご注意ください。
私の見解としてはブロック塀の状態によって部分的な建て直しのみで対応できることもあるため、専門業者に相談することをおすすめします。

2022年時点の補助金について

設置済みのブロック塀が倒壊する恐れがある場合、補修や撤去のための補助金を出している自治体もあります。
ブロック塀の補修や撤去をご検討中の場合は一度自治体にお問い合わせすることをおすすめします。

名古屋市ではブロック塀等撤去費助成金があります。
コチラに詳しく載っておりますので、ぜひご覧ください。

また、自然災害によりブロック塀が破損や倒壊した場合は火災保険の対象となる場合があります。
災害によりブロック塀が破損や倒壊した場合は保険会社に保証対象か確認することをおすすめします。

目隠しフェンスについて

ブロック塀はプライバシー保護や防犯観点から建てられますがメンテナンスが手間になります。
代替として目隠しフェンスを利用する方法も選択の一つだと私は考えます。

目隠しフェンスは倒壊の可能性が低く、ランニングコストもほとんどかかりません。
今後はブロック塀の修復のみならず、目隠しフェンスも検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はブロック塀の経年劣化と補修方法について説明しました。
ブロック塀の劣化の進行は早く、放置することで大きな事故に繋がります。
台風や地震が原因になり、倒壊や損壊する恐れもあります。日頃から適切な時期にメンテナンスを実施しましょう。

久野商事ではブロック塀の代わりとなる目隠しフェンスを取り扱っております。
目隠しフェンス以外に防草シートや架台などの太陽光発電資材の販売から工事まで一貫してサービスを提供しているため、是非お気軽にお問合せ下さい。

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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