2025.05.07
お役立ちコラム 太陽光
【徹底比較】太陽光フェンスを格安で設置!費用を抑えるコツについて

皆さんこんにちは。
久野商事株式会社の久野です。
近年、太陽光発電設備の導入が進む中で、設備の盗難防止や長期的な運用を見据え、丈夫なフェンスの設置を検討される方が増えています。
しかし、太陽光フェンスの設置費用は決して安くはなく、できるだけ費用を抑えたいというのが本音ではないでしょうか。
そこで今回は、『太陽光フェンスを格安で設置する』というテーマで、費用相場と格安で設置する方法を徹底的に解説します。
目次
太陽光フェンスの費用相場について
太陽光発電所のフェンス設置を検討する上で、まず気になるのが費用相場です。
一概に「フェンス」と言っても、その種類や設置場所の状況によって費用は大きく変わります。
ここでは、代表的なフェンスの種類ごとの設置費用目安と、工事費用の内訳について詳しく解説します。
フェンスの種類別費用の目安について
1.メッシュフェンス
メッシュフェンスは家の庭やドッグランなど太陽光発電所以外でもよく使われているポピュラーなフェンスになります。
粉体塗装による高い防錆性と耐久性があり、比較的リーズナブルな価格帯が魅力的です。
また、多くの自治体の景観条例に配慮したカラーバリエーションやデザインがあるため、人気なフェンスになります。
価格は2,500円~6,000円/mほどになります。
2.メッキフェンス
メッキフェンスは比較的価格が安く、錆びにくいフェンスになります。
少しでも費用を抑えたい方におすすめのフェンスになります。
価格は1,600円~3,000円/mほどになります。
3.ロールフェンス
畑の周囲などで簡易的な囲いとして利用されることの多い、柔らかいメッシュ状のフェンスになります。
太陽光発電所のフェンス設置が義務化された当初、安価に設置できるため一時的に需要がありましたが、強度が低いため、昨今の盗難リスクを考慮すると、盗難対策としては推奨しません。
通常はメッシュフェンスを利用して、盗難リスクが少ない場所(崖など人の立ち入りが難しい場所等)のみロールフェンスを設置する方法がおすすめとなります。
価格は1,200円~2,000円/mほどになります。
以下にまとめます。
フェンス工事費用の内訳について
次にフェンス工事費用の内訳について説明します。
こちらでご紹介する内訳はあくまで一般的な内訳となります。
材料費
フェンス本体、支柱、固定金具、基礎材(コンクリートなど)の費用になります。
フェンスの種類や材質、基礎の種類などによって変わります。
施工費(人件費)
業者の作業員の人件費です。
設置する距離やフェンスの種類、地形の状況などによって変わります。
また、遠方の場合宿泊費用なども発生します。
整地・造成費用
現場によっては整地や造成が必要となる場合があります。
その場合、通常のフェンス施工費用とは別に整地、造成費用がかかります。
運搬費
材料を現場に運搬する費用になります。
距離や運搬方法によって大きく変わります。
諸経費
事務手数料や保険の費用になります。
太陽光フェンスを格安で設置するための3つの方法について
太陽光フェンスの設置費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。
ここでは、代表的な方法を説明します。
方法1:DIYで設置する
DIYのメリット・デメリットについて
まず初めにDIYで設置するメリットとデメリットを説明します。
DIYで設置する場合、工事業者への依頼が不要になるため、材料費のみで設置できます。
また、スケジュールを自由に設定できるため、スキマ時間に少しずつ進めることができます。
一方で設計から材料調達、設置作業をすべて1人でおこなうため、時間と労力がかかります。
また、フェンスの設置にも専門の知識と技術が必要なため、素人が設置するとフェンスが倒壊する危険性もあるため、注意が必要となります。
DIYに必要な道具について
次にDIYに必要な道具について説明します。
・測量道具
メジャー、水平器、下げ振り、巻尺、墨出し用のチョークやスプレーなど
・打ち込み道具
大ハンマー、杭打機など
・切断道具
ニッパー、ワイヤーカッターなど
・固定・接合道具
ドライバー、結束線、レンチなど
・その他
作業用手袋、安全メガネ、ヘルメット、作業靴など
DIYの注意点について
DIYで太陽光フェンスを設置する際には、以下の点に注意が必要となります。
・設置場所の状況を確認する
地盤の硬さ、配管や埋設物の有無など。
特に配管や埋設物を傷つけると大きな事故につながるため、必ず確認しましょう
・安全対策の徹底する
保護具を必ず着用し、無理のない体勢で作業をおこないましょう。
特に、高所での作業や重量物の取り扱いには十分注意が必要となります。
・水平垂直を意識する
フェンスが歪んでいると見栄えが悪くなるだけでなく、強度不足の原因にもなります。
水平器や下げ振りで確認しながら作業をおこないましょう。
・法的規制の確認する
設置するフェンスの種類や高さによっては、自治体の条例や建築基準法などに抵触する可能性があるため、事前に確認しましょう
・DIYでの設置まとめ
DIYでのフェンス設置は、コストを抑える有効な手段ですが、相応の知識、技術、そして時間と労力が必要となります。
中途半端なDIYは、かえって費用や手間が増える可能性があるため、無理のない範囲で検討することをおすすめします。
方法2:フェンスの材料費を抑える
フェンスの材料費を抑えることで、費用を抑えることができます。
弊社ではブロック基礎や鋼管基礎を利用しない支柱と杭が一体となった一体型フェンスを利用して費用を抑えることをおすすめしています。
ブロック基礎は1個1,000円程するため、100mで真四角にフェンスを設置する場合、54個のブロック基礎が必要となるため、54,000円程の費用がかかります。
m数やコーナー数が増えると更に費用がかさむため、一体型のフェンスに変えるだけで材料費を抑えることができます。
また、メーカーによっては、中古のフェンスを取り扱っている場合もあります。
あまり人目がつかない場所だけに設置するなど工夫することで費用を抑えることができます。
まとめ
今回は「太陽光フェンスを格安で設置!費用を抑えるコツについて」を紹介いたしました。
太陽光発電所のフェンス設置は、盗難防止の観点から必ず設置することをおすすめしています。
設置費用は決して安くありませんが、フェンスの種類選びや設置方法を工夫することで、コストを抑えることが可能です。
久野商事ではお客様の予算に合わせて最適なフェンス・設置方法をご提案いたします。
材料の販売のみならず、設置工事も一貫しておこなっているため、フェンスの設置について、ご不明な点や疑問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。