2025.08.29

お役立ちコラム

太陽光フェンス設置業者の選び方と施工事例

太陽光発電所を運営するうえで、フェンスの設置は法律で義務付けられており、安全確保や不法侵入防止の観点からも欠かせません。

しかし、設置するフェンスの種類や業者選びによって、費用や施工品質が大きく変わります。

本記事では、フェンス設置業者の選定ポイントや費用目安、施工事例を紹介します。

 

フェンス設置の義務について

はじめにフェンス設置の義務について説明します。

太陽光発電所では、法令によりフェンスの設置が義務付けられています。

義務化されたばかりのころは、フェンスが設置されていなくても口頭注意程度でしたが、最近ではより厳しくなり、景観条例への対応が必要な場面も出てきています。

そのため、フェンスは適当についていれば良いというものから、必ず付けなければならないものへと変更しています。

 

フェンスの義務化について、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

フェンス設置業者を選ぶ際のポイントについて

次に、フェンス設置業者を選ぶ際のポイントについて説明します。

施工実績と対応規模

施工実績が多い業者は経験豊富なため、安心感があります。
特に低圧から高圧まで様々な状況の太陽光発電所の実績がある業者は傾斜地や特殊な地盤などの対応経験もある可能性が高いため、施工実績は重要なポイントになります。

フェンスの品質

耐候性や耐久性の高いメッシュフェンスや価格重視のロールフェンスなど、目的に応じた資材を取り扱っているか確認します。
資材の種類によって価格帯も異なるため、取り扱いが豊富な業者であれば、傾斜地対応や景観条例対応など、選択肢が増えます。

現地調査の有無

傾斜地や地盤条件によっては標準型のフェンスでは設置できないこともあります。
地盤調査表やレイアウト図がない場合は、事前に現地調査をおこない、提案できる業者がおすすめです。

太陽光フェンスの設置費用の目安について

フェンス設置にかかる費用は、フェンスの種類、総延長、地形、施工条件によって大きく変わります。おおよその目安は以下の通りです。

・メッシュフェンス:1mあたり3,500〜6,000円

・メッキフェンス:1mあたり3,000〜5,000円

・ロールフェンス:1mあたり2,500〜4,000円

 

弊社では、傾斜地専用のフェンスやマス目を変えたフェンスなど受注生産で対応が可能ですので、ご希望のフェンスがございましたらお気軽にお問い合わせください。

太陽光フェンスの設置費用を抑えるポイントについて

フェンスの設置費用はある程度抑えることができます。

ここでは費用を抑えるポイントについて説明します。

 

・打ち込み式を利用する

フェンスには主に打ち込み式ものとブロック基礎のものがあります。

地盤が緩い場合はブロック基礎や鋼管基礎を利用する必要がありますが、一般的な地盤であれば、打ち込み式のフェンスにすることで、フェンス設置費用を抑えることができます。

 

・強度を落とす

太陽光発電でよく利用されるフェンスはスチールメッシュフェンスやメッキフェンス、ロールフェンスといった主に3種類のフェンスがあります。

中でもロールフェンスはもっとも強度が低いフェンスになります。

その分費用も安価なため、人目の付かない山奥などの場合はおすすめです。

 

また、メッシュフェンスの中でも塗装のグレードを落とした物や、線形が通常よりも細い物などもあるため、メッシュフェンスは必須だけど、費用を抑えたいという方はこちらもおすすめです。

 

・部分的にフェンスを変える

スチールメッシュフェンスは強度があり、景観条例にも対応しているため、様々な場所で利用することができますが、人目に付かない所や、崖側のみメッキフェンスやロールフェンスにすることで、費用を抑えることができます。

 

フェンス設置費用を抑えるコツについてはこちらの記事でも紹介しておりますので、ぜひご覧下さい。

 

太陽光フェンス設置業者の施工事例

以下は弊社で施工した太陽光発電所の事例です。規模・総延長・費用を中心に紹介します。

事例①:428.04kW 太陽光発電所(景観条例対応)

  • 設置場所:徳島県阿南市
  • フェンス総延長:約180m
  • フェンス仕様:まもるくん三角 H1500、片開き門扉2か所
  • 材工費:材料449,600円+施工457,000円=906,600円(税別)

景観条例に対応するため、コストを抑えた三角フェンスを採用。防草シートも合わせて施工しています。

事例②:75.02kW 太陽光発電所(折衷案)

  • 設置場所:茨城県那珂郡
  • フェンス総延長:約205m
  • フェンス仕様:まもるくんメッキ H1200、片開き門扉1か所
  • 材工費:材料512,500円+施工512,500円=1,025,000円(税別)

費用を抑えつつ強度確保のためメッキフェンスを採用。電材一式も同時に施工。

事例③:既設太陽光発電所(費用重視)

  • 設置場所:徳島県阿南市
  • フェンス総延長:約315m
  • フェンス仕様:まもるくんロール H1200、片開き門扉4か所
  • 材工費:525,600円+施工967,900円=1,493,500円(税別)

最も費用を抑えたい案件でロールフェンスを採用。簡易型ながら耐久性は確保。

事例④:1999kW 太陽光発電所(受注生産)

  • 設置場所:宮城県柴田郡
  • フェンス総延長:1,218m
  • フェンス仕様:まもるくん三角 H1500(予備部材あり)、片開き門扉1か所、つり式両開き門扉2か所
  • 材工費:3,368,900円+施工3,511,100円=6,880,000円(税別)

メガソーラー規模で延長1km超。特殊仕様の吊り式両開き門扉を採用対応。

事例⑤:既設太陽光発電所(獣害対策)

  • 設置場所:秋田県大仙市
  • フェンス総延長:93.2m
  • フェンス仕様:まもるくん半円 H1800、両開き門扉1か所
  • 材工費:412,100円+施工361,400円=773,500円(税別)

山中の発電所で獣害対策としてH1800のメッシュフェンスを採用。

まとめ

太陽光発電所のフェンス設置は、規模・地形・用途に応じて大きく異なります。

コスト重視の場合はロールフェンスやメッキフェンス。強度・景観重視の場合は、三角フェンスやメッシュフェンスを利用することをおすすめします。

弊社では、材料販売から施工まで一貫して対応可能であり、防草シートや電材類も含めたトータル提案を行っています。

「自分の案件ではどのフェンスが最適か」「どれくらいの費用がかかるのか」といったご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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