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太陽光パネルの洗浄方法について

更新日:2023年5月15日

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野です。

近年、再生可能エネルギーが注目され、太陽光発電の導入が増えています。
太陽光発電は基本的に太陽の光をエネルギーに変える仕組みになるため、どれだけ太陽の光を浴びることができるかが重要になります。

しかし、太陽光発電について知識があまりない方が運用した場合、太陽光パネルにゴミが溜まったり、汚れが蓄積されることで太陽の光がパネルに当たらなくなり、発電効率が低下していきます。

そのため、発電効率を上げるためには太陽光パネルを定期的に洗浄することが重要になります。
そこで今回は太陽光パネルの洗浄について詳しく説明していきます。

何故、太陽光パネルの洗浄が重要なのか

まず、はじめに何故、太陽光パネルを洗浄することが重要なのか説明していきます。
基本的に太陽光パネルは屋外に設置されているため、運用期間が長いほど埃や汚れが蓄積していきます。

また、汚れた太陽光パネルは1枚でも太陽光発電所全体に影響がでるため、定期的な洗浄やメンテナンスが推奨されています。
さらに、太陽光パネルの汚れを放置した場合、発電効率が下がるのみならず、ホットスポット現象が発生して、最悪の場合、火災が発生することもあります。

尚、ホットスポット現象についてはコチラで説明しておりますので、ぜひご覧ください。

太陽光パネルが汚れる原因について

次に、太陽光パネルが汚れる原因について説明します。
太陽光パネルが汚れる原因はいくつかありますが、代表的な9つの原因を解説していきます。

土埃やゴミ

発電所の近くにある砂が風などで撒きあがり太陽光パネルに付着することがあります。

花粉

発電所の近くにスギなど大量の花粉を出す植物があると太陽光パネルに付着することがあります。

黄砂

毎年中国から黄砂が風の流れで国内に辿り着き、太陽光パネルに付着することがあります。

鳥の糞

鳥の生息地が近い場所では、鳥の糞が太陽光パネルに付着することがあります。

落ち葉

雨などで湿った枯葉などが太陽光パネルに付着することがあります。

水垢

雨はもちろん、洗浄後にしっかりと水切りをおこなわないと水垢となり発電効率が落ちることがあります。

火山灰

活火山が近くにあると、噴火した際に火山灰が太陽光パネルに掛かることがあります。
火山灰は洗浄が難しく、太陽光パネルを傷つけてしまう可能性があるため、注意が必要となります。

雑草

雑草には様々な虫が付着していることがあります。
伸びきった雑草が太陽光パネルに触れると虫の死骸などで汚れてしまうことがあります。

セメントや塗料

太陽光発電所の工事の際にセメントや塗料などが飛散して太陽光パネルに付着することがあります。

太陽光パネル洗浄の注意事項について

次に、太陽光パネル洗浄のNG行為について説明します。

雑巾などの布で拭く

太陽光パネルの表面には見えない汚れが付着しているため、その状態で雑巾などで拭いてしまうと太陽光パネルの表面を傷つけてしまう可能性があります。

水道水を利用

水道水を使い、洗浄した場合は水垢が付着してしまう可能性があります。
また、川の水なども汚れの原因となります。

高圧洗浄機を利用する

高圧洗浄機で太陽光パネルを洗った場合、パネルのセルが割れたり、浸水する可能性があります。
また、万が一パネルが破損した場合、メーカー保証対象外となるため、絶対におこなわないようにしましょう。

太陽光パネル洗浄の方法について

次に、太陽光パネルの洗浄方法について説明します。

マイクロファイバーモップ

マイクロファイバーモップを利用して、手作業で洗浄します。
手作業による洗浄は時間と人件費が発生するリスクもありますが、10kw程度の住宅用太陽光発電や比較的規模の小さい低圧の産業用発電所であれば、洗浄費用を抑えることができます。

尚、マイクロファイバーモップで洗浄した場合は、パネル洗浄用の洗剤を水道水で希釈したものを使用して、スクイージーで水切りをおこないましょう。
水切りを怠った場合、残った水が水垢となり、汚れの原因となるため、発電効率が落ちる可能性があります。

洗浄機器

高圧洗浄機の水圧でブラシを回転させて、太陽光パネルの表面を洗う専用の機器になります。
小型な物からパネル1枚を短時間で洗浄できる大型の物までいろいろな製品が販売されています。

また、洗浄機は手作業よりも短時間でムラなく洗浄ができるため、おすすめとなります。
一方で洗浄するためには大量の水が必要なため、近くに水源がない場合はタンク車などを手配する必要があります。

清掃業者

時間の観点と専門領域を考慮すると専門業者に依頼することも重要になります。
洗浄にムラがあったり、汚れが上手く落ちなかったり、誤った方法で洗浄するとクラック(ひび割れ)が発生して出力が低下してしまうことがあります。
清掃業者であれば、最適な洗浄方法により太陽光パネルを洗浄することができるため、仕上がり含めて安心できます。

尚、太陽光パネルの洗浄費用は基本的に「基本料金」+「パネル1枚辺りの金額」となります。

容量パネル枚数基本料金費用(1枚辺り)合計費用
50kW170枚50,000円300円101,000円
80kW270枚50,000円300円131,000円
100kW340枚50,000円300円152,000円

※上記表の金額はあくまで目安となります。清掃業者によって費用は異なりますのでご注意ください。

太陽光パネルの洗浄頻度と時期について

次に、太陽光パネルの洗浄頻度と時期について説明します。

太陽光パネルの洗浄は1年に2回、最低でも1年に1回がおすすめとなります。
また、洗浄する際に各種機器のメンテナンスも同時におこなうことで、早期発見に繋がります。

尚、洗浄のタイミングとしては梅雨明けの7月頃がおすすめとなります。
その他、春先は花粉や黄砂などですぐに汚れてしまい、梅雨の間は雨によりある程度汚れが落ちるため、洗浄費用も抑えることができます。

最後に洗浄を2回おこなう場合は、梅雨明けと日照時間が短くなる11月頃がおすすめとなります。

太陽光パネル以外のメンテナンスについて

太陽光パネルを洗浄する際はパワコンやファンフィルター、接続箱や集電箱も併せて清掃することがおすすめとなります。
それらの機器は内部に埃が溜まりやすいため、エアーダスターなどで埃を飛ばすことで発熱などを抑えることができます。

また、清掃の際にひび割れや錆などの確認も並行しておこないましょう。

まとめ

今回は太陽光パネルの洗浄について説明させて頂きました。

太陽光パネルの汚れを放置すると発電効率の低下に繋がるため、定期的な洗浄をおこないましょう。
また、太陽光パネルの洗浄をおこなう際は、その他の機器のメンテナンスをおこなうことで、機器不良などを未然に防ぐことができるため、おすすめとなります。
尚、久野商事ではフェンスや防草シート、架台といった太陽光発電に関わるあらゆる部材を取り扱っております。

また、材料の販売だけでなく、造成工事から電気工事まで一貫してお請けできます。
太陽光発電に関するご不明な点や疑問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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この記事を書いた人

久野 将成

フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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