2021.08.18
太陽光
太陽光発電所での盗難対策について【徹底解説】
更新日:2024年6月11日
みなさん、こんにちは。
久野商事の久野です。
近年、太陽光発電設備に利用されている材料の高騰により、日本全国で盗難事件が相次いでいます。
弊社でも太陽光発電所で盗難にあったため、盗難対策をおこないたいというお問い合わせが増えてきています。
そこで今回は、太陽光発電所の設置を検討されている方や、既にお持ちの方向けに、太陽光発電所での盗難対策について説明します。
目次
太陽光発電所で狙われる設備について
まずはじめに、太陽光発電所で狙われる設備について説明します。
太陽光発電所でよく狙われる設備は太陽光パネルと送電ケーブルと架台になります。
中でも特に狙われやすいのが送電ケーブルになります。
送電ケーブルは銅で作られているため、近年の銅の高騰で高値で取引されています。
また、送電ケーブルは他の設備と比べて持ち運びが楽なため、もっとも被害が多い設備になります。
また、過去には建設予定地に置かれた太陽光パネルや架台が盗まれたケースもあるため、建設前でも注意が必要となります。
2020年には物流センターから大量の太陽光パネルが盗まれたという事件も起きています。
参考:続く泥棒、情報源は経済産業省? ソーラーパネル6000枚盗まれる
盗難被害によるリスクについて
次に、盗難被害によるリスクについて説明します。
発電の停止
稼働中の太陽光発電所で盗難が発生すると、発電が停止する可能性があります。
保険に加入していれば、補償を受けられますが、復旧するまでの間は売電収入が0円になるため、注意が必要となります。
ケーブル切断による火災
送電ケーブルが盗難されると、切断面から漏電して火災が起きる可能性があります。
火災が発生すると、被害が大きくなる可能性があるため、必ず盗難対策が必要となります。
太陽光発電所の盗難対策について
次に、太陽光発電所の盗難対策について説明します。
フェンスの設置
改正FIT法により、野立ての太陽光発電所においては、設置が難しい場所を除いて、フェンスの設置が義務付けられました。
フェンスを設置することで、ある程度盗難リスクを減らすことができます。
尚、通常のフェンスの設置に加えて、有刺鉄線を設置することで、盗難リスクを更に減らすことができます。
人感センサー付きライトと警報機の設置
人感センサー付きライトは人が近づいたときに、自動でライトが付く装置になります。
突然ライトが付くことで、盗難者は驚いて逃げていきます。
また、一緒に警報機も設置するとより有効となります。
監視カメラの設置
太陽光発電所の周りに複数のカメラを設置することで、侵入しづらくすることができます。
また、万が一侵入されても、カメラ映像から犯人を特定することもできます。
久野商事では太陽光発電所向けの防犯カメラを取り扱っております。
お気軽にお問い合わせください。
周辺住人とコミュニケーションを取る
太陽光発電所の近くに居住地がある場合は、日頃から住民とコミュニケーションを取ることで不審者情報などを共有してもらえる可能性があります。
太陽光発電所の盗難保険について
次に、太陽光発電所の盗難保険について説明します。
万が一盗難にあった場合、メーカー補償で対応できることもあります。
また、動産総合保険に加入している場合は、盗難だけでなく、自然災害も補償の対象となるため、加入することをおすすめします。
まとめ
今回は太陽光発電所での盗難対策について説明させて頂きました。
太陽光発電所で盗難が発生すると、発電が停止するだけではなく、火災などに発展する恐れもあります。
そのため、盗難のターゲットにならないように、備える必要があります。
フェンスの設置だけでなく、人感センサー付きのライトや監視カメラを設置することをおすすめします。
久野商事ではフェンスだけでなく、監視カメラやダミーカメラも取り扱っております。
太陽光発電所の盗難対策でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。