2020.12.15
防獣・獣害対策
イノシシ駆除業者の選定についておすすめの業者6選【2023年最新版】
更新日:2023年3月13日
みなさん、こんにちは。久野商事の久野でございます。
日本は国土の67%が森林に覆われているため、昔から害獣被害が多く起きています。
最近では地球温暖化の影響もあり、住宅街に野生動物が徘徊し、農作物を食べたり、住民に危害を与えるなどの事件も起きています。
今回はいくつか動物がいる中で、イノシシの駆除をしていく中でどのような基準で業者を選べばいいのか解説していきます。
目次
イノシシ駆除の資格について
はじめにイノシシ駆除は法律と資格が関係するため、それぞれ説明していきます。
また、法律や資格がない状態でもイノシシによる獣害被害を抑える対策についても言及していきます。
鳥獣保護法について
日本には「鳥獣保護法」という法律があり、野生鳥獣の捕獲等が原則禁止されています。
また野生鳥獣を捕獲するためには、「狩猟免許」と「狩猟者登録」が必要となります。
基本的に害獣駆除には資格が必要ですが、行政機関に駆除の申請をして許可を取ればイノシシの駆除も可能になります。
獣害に悩まれている方は、お住まいの地域の行政機関に問い合わせてみると良いかもしれません。
駆除以外の対策について
イノシシの駆除に対して抵抗がある方は追い払うことをまずは試してみてはいかがでしょうか。
例えば、音や臭いに敏感なため、木酢液などの臭いや超音波などで威嚇し追い払うことは自治体に申請しなくても可能となります。
尚、イノシシの害獣対策についてはコチラで詳しく説明しております。
イノシシ駆除の費用相場について
実際に、イノシシ駆除を業者に頼んだ場合、費用相場や駆除の内容についてここでは説明していきます。
前提として業者によって、費用や駆除内容が異なります。
駆除業者の費用について
イノシシ駆除業者の料金相場は、約10万〜24万円といわれています。
被害状況によって費用に幅がありますので、まずは複数の駆除業者から見積もりを取り、比較した上で業者選定することをおすすめします。
イノシシ駆除の内容について
イノシシ駆除業者のおこなう内容はイノシシが寄らない環境を作り、実際にイノシシの駆除作業になります。
①イノシシが寄り付かない環境
まず駆除業者はイノシシを民家や農地に寄りつかせないための環境改善をします。
具体的にはイノシシへの餌付け防止を徹底し、イノシシの餌がない環境をつくることで、里山からイノシシが民家などにくることを防いでいきます。
②イノシシの駆除作業
イノシシを駆除する罠として代表的なのが「箱罠」と「くくり罠」になります。
箱罠は、檻などで作られている箱型の罠で、獲物が入ることでトリガーが作動する罠になります。一度作動すると出入口が閉まってイノシシを閉じ込める仕組みになっています。
くくり罠は、イノシシなどがその罠の上を通り足で踏み込むことで、押しバネの力によって
罠が作動し捕獲する仕組みの事をいいます。
イノシシ駆除の業者選定について
ここではイノシシ駆除業者の選び方のポイントを説明していきます。
①イノシシ駆除の実績有無
駆除を依頼する前に、ホームページなどで駆除実績があるのか確認しましょう。
過去に何件の駆除実績があるのか、獣害対策の中でもイノシシだけに限った駆除実績がどの程度あるのか事前に確認することで適切な業者選定が可能になります。
②業者の資格有無
イノシシの駆除だけでなく、罠の設置にも資格が必要になります。
箱わなやくくりわなを使用する場合には「わな猟免許」を取得しなければなりません。
たとえば、「わな猟免許」は、各都道府県が実施する狩猟免許試験に合格することで取得できます。
資格の保有についてホームページに記載がない場合は電話などで問い合わせてみましょう。
③その他の選定ポイントについて
業者からもらう見積内容を確認し、作業工程と金額に齟齬がないか確認しましょう。
残念ですが専門がゆえに、悪徳業者も存在しているため、作業工程や不明点も説明してくれる業者を選ぶことがポイントになります。
さらに、口コミなどを確認し、評判や依頼した際の対応が丁寧かつスピード感もって動いているかなども選定基準に入れておくとトラブルを防ぐことができます。
おすすめの駆除業者6選について
実際にここではイノシシの駆除業者をご紹介していきます。
①株式会社野生動物保護管理事務所
東京を本社に兵庫と広島にも支店があります。
調査や捕獲だけでなく、被害を防ぐための方法について研修や指導をしています。夜間の捕獲作業も行っています。
株式会社野生動物保護管理事務所の詳細はコチラになります。
②株式会社WSaT
くくりわなと箱わなを使用して、ニホンジカ・イノシシの捕獲をしています。
そのほかにも自動通報システムや罠の販売もしています。
詳細はホームページからご確認いただけます。
③株式会社 Foresters PRO
神奈川県に本社があり、罠の販売から銃器・罠を用いた捕獲、野生動物の調査、統計分析をしています。二ホンジカ・イノシシ・ニホンザルの認定鳥獣捕獲等事業者になります。
国の定める公共事業の積算基準を元に見積作成をしています。
④ALSOK
鳥獣被害対策に必要な対策用品(ICT機器/箱わな/囲いわな/防護フェンス)の販売から設置・管理、駆除までトータルサポート可能になります。ALSOKのホームページはコチラになります。
⑤株式会社シムックス
罠の設置から運用・監視、個体の保護・収容や処理まで、専門機関との連携による高度な技術で捕獲業務を行っております。
お見積りや依頼はコチラからご確認いただけます。
⑥お住まいの地域の駆除業者について
現在、環境省に認定されている駆除業者はコチラで紹介されています。
検索する際に地域別、狩猟対象別でも絞ることができるためおすすめになります。
まとめ
春になると暖かくなり、獣害被害が増える季節となります。
特に、警戒心の強いイノシシに対して経験豊富な業者を選びイノシシ駆除対策をおこないましょう。
また、イノシシ以外の害獣対策として、ハクビシン対策についてコチラで詳しく解説しております。
その他、駆除する前に追い払う方法として、視覚的な観点からフェンスを設置することもおすすめします。
尚、久野商事ではイノシシなどの動物の侵入を防ぐ、フェンスを提供から施工までおこなっています。
今回の記事でご興味もたれた方はお気軽にお問い合わせください。