2023.01.11
お役立ちコラム
正しいウッドフェンスの施工方法と費用について徹底解説【初心者向け】
みなさん、こんにちは。
久野商事株式会社の久野でございます。
コロナと共存して2年が経過し、少しずつ以前の生活に戻りつつある日本ですが、
今でも感染防止の観点からライフスタイルは変化しています。
なるべく外部との接触を控えるために家族との休日を家で過ごす方も多いのではないでしょうか。
最近ではDIYなども流行り、おしゃれな庭を作る際にプライバシー保護や防犯の観点から周辺にフェンスを設置される方が増えています。
フェンスもいくつか種類がありますが今回はウッドフェンスの施工方法や費用について説明していきます。
目次
ウッドフェンスとは
まずはじめにウッドフェンスについて説明します。
ウッドフェンスは、木材を使用して作られるフェンスのことを指し、家や庭を囲むためだけでなく、プライバシー保護や、動物をより安全に保護するためにも使われます。
ウッドフェンスのメリット
ウッドフェンスは、見た目がナチュラルな印象のため、フェンスに囲まれているという圧迫感を和らげ、木材の温かい雰囲気を感じることができ、雰囲気が年々変化していくのも1つの楽しみになります。
ウッドフェンスのデメリット
ウッドフェンスはアルミ製やスチール製のフェンスと比べると、耐久性と耐衝撃性が低く、天然の木材は腐りやすいので台風や雨が多い場所には向いていません。
木材の種類によっては腐食防止や衝撃に強い素材もありますが、耐久性の強い木材は加工難易度が高いため初心者には向きません。
初心者の場合は、加工が容易な木材を使用して、定期的に塗装や塗料を塗りなおすことをおすすめします。
ウッドフェンスで利用する木材について
次に、ウッドフェンスで利用する木材について説明します。
ウッドフェンスで利用する木材は、ハードウッド、ソフトウッド、人工木材の三種類に分けられます。
ハードウッド
ハードウッドはオークやウォールナットなどの硬い木から造られます。
耐久性が高く腐食にも強いため、メンテナンスが容易で経年劣化しにくいのが特徴となります。
しかし、耐久性が高い分、重くて加工が難しいため、DIY初心者には向いていません。
ソフトウッド
ソフトウッドは松や杉やヒノキなどの柔らかい木から造られます。
ハードウッドと比べて耐久性は低いですが、加工がしやすく安価なため、DIY初心者でも扱いやすい木材となります。
尚、そのまま利用するとすぐに劣化するため、定期的に防腐剤やペンキの塗り替えをおこなう必要があります。
人工木材
人工木材は天然木材を使用して造られた人工的な木材を指します。
天然木材と比較して、耐久性が高く、腐食にも強いため、メンテナンスが容易となります。
一方で、加工が難しいため、DIY初心者には向いていません。
ウッドフェンスの施工手順について
ここからはウッドフェンスの施工手順について説明します。
①設計図の作成
フェンスの施工において、設計図を書くのは重要な作業となります。
設計図を書くことによって、完成形をイメージしやすくなるため、施工の効率が上がります。
②基礎の作成
続いて、支柱を埋めるための穴を掘り、基礎ブロックを設置します。
尚、基礎ブロックが傾いていると、フェンスにゆがみができたり、倒壊する危険性があるため、基礎ブロックが水平、垂直となるように注意しましょう。
基礎ブロックの設置後、外側部分にモルタルを流して、土をかぶせます。
③支柱とフェンスの作成
材料を加工して支柱とフェンスを作ります。
事前に描いた設計図通りの長さと幅の板材を必要な数を作成していきます。
④塗装
支柱とフェンスにペンキや防腐剤などの塗料を塗っていきます。
防腐剤はペンキが乾いてから塗装するので、防腐処理をおこなう方は塗装する順番に注意しましょう。
尚、塗装はあくまで耐久性を高めたり、見栄えを良くする手段のため、必ずおこなう必要はありません。
⑤支柱を設置する
基礎ブロックの内側に柱材を水平、垂直となるように差し込みます。
⑥フェンス板を貼る
モルタルが硬化した後、フェンス板を貼り付けていきます。
尚、板と板の間を開けておかないと風の影響を受けやすいので、10mmまたは5mm程度の隙間を空けることをおすすめします。
ウッドフェンスの施工費用について
次に、ウッドフェンスの施工費用について説明します。
ウッドフェンスを設置する際は、フェンスにする木材の材料費と取り付け工具の購入費用がかかります。
木材の材料費は以下の表の通りとなります。
木材 | 費用 |
天然木材(ハードウッド) | 20,000〜30,000円程度 |
天然木材(ソフトウッド) | 10,000円程度 |
人工木材 | 20,000〜30,000円程度 |
工具の購入費は以下の表の通りとなります。
工具 | 用途 | 価格 |
インパクトドライバー | 木材のネジ・ビス止め | 15,000円~40,000円程度 |
電動ノコギリ | 木材の切断 | 10,000円~70,000円程度 |
スコップ | 基礎作り | 1,000円程度 |
水平器 | フェンスの水平を確認 | 1,000円〜3,000円程度 |
モルタル | フェンスの固定 | 600円~2000円程度 |
基礎ブロック | フェンス支柱の固定 | 800円~1000円/個程度 |
尚、工具はすべてホームセンターで揃えることができます。
インパクトドライバーや電動ノコギリは予算に合わせた商品を購入することをおすすめします。
まとめ
今回は、ウッドフェンスの施工手順と費用について説明しました。
ウッドフェンスは基本的に施工手順が容易であり、他フェンスと比べて安価になります。
そのため、DIYをされる方にはおすすめになります。
ですが、自然災害が多い日本ではすぐに傷んでしまい、修理が増えていき追加コストがかかる可能性は高いのではないでしょうか。
中長期で考えた時、ソフトウッドのウッドフェンスは耐久性が低いので、耐久性の高いフェンスを設置したい方はアルミやスチールのフェンスを設置することをおすすめします。
久野商事ではフェンスの販売から施工まで一貫しておこなっています。
お気軽にお問い合わせください。