2021.10.29

お役立ちコラム

カーボンニュートラルについて徹底解【初心者向け】

カーボンニュートラル

更新日:2023/03/24

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野でございます。

地球環境問題が世界的な課題となる中、近年、カーボンニュートラルという言葉が注目を集めています。
しかし、カーボンニュートラルという言葉は知っているけど、意味が分からないという方が多くいらっしゃいます。

今回は、カーボンニュートラルの意味やカーボンニュートラルの必要性から課題について説明していきます。

カーボンニュートラルについて

まずはじめに、カーボンニュートラルについて説明します。

カーボンニュートラルとはパリ協定で2020年以降の温暖化対策の新しい国際的な枠組みの事を意味し、日本語では脱炭素社会といいます。
2015年にパリで、温室効果ガス削減について、国連気候変動枠組条約国会議で合意され、パリ協定が発足し多くの国が参加を表明しました。

日本もパリ協定の締結国となり、2020年10月の国会で菅総理が、「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表しました。
そこから「カーボンニュートラル」と言う言葉が世間に影響を与え、浸透し関心が一気に高まりました。

カーボンニュートラルは二酸化炭素の排出量をゼロにするのではなく、排出量から吸収量と除去量を差し引いて、実質ゼロにする取り組みとなります。
しかし、吸収量や除去量にも限りがあるため、まずは温室効果ガスの量を削減しなければなりません。

カーボンニュートラルの必要性について

次に、カーボンニュートラルの必要性について説明します。

温室効果ガスの排出が増加することによって、地球温暖化が引き起こされます。
その影響が深刻化しているため、温室効果ガスの排出量を削減することが必要不可欠であるといわれています。

世界で温暖化が進むことで海面上昇や異常気象が各地で発生することで、生物多様性の喪失など、多くの環境問題が発生することが予想されています。
また、これらの問題は人間の健康や社会経済にも大きな影響を与えることがあるため、温暖化対策は極めて重要な課題となっています。

カーボンニュートラルの課題について

次に、カーボンニュートラルの課題について説明します。

カーボンニュートラルの目標は、二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化を防止することにあります。
しかし、現実には、カーボンニュートラルにはいくつか課題があります。

コストが高い

二酸化炭素を完全に排出しないエネルギー源を開発することは非常に困難であり、高コストとなります。
また、再生可能エネルギーについても導入コストが高いため、普及しないという問題点もあります。

電力不足

CO2削減のために、自然エネルギーを活用しますが、それだけでは電力が不足してしまう可能性があると言われています。
例えば、太陽光エネルギーの場合、曇りの日が続くと効率よく発電することができません。

また、風力発電の場合、無風の時には電力がゼロになってしまい、継続的に電力を生み出すことができないため、安定して電力を供給することが難しいとされています。
こういった背景から、自然エネルギーだけでは電力が不足するという懸念があります。

カーボンニュートラルの施策について

次に、カーボンニュートラルの施策について説明します。

エネルギーの効率的な利用

カーボンニュートラルを実現するためには、エネルギーの効率的な利用が欠かせません。
具体的には、省エネルギー技術の導入や、太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用が挙げられます。

CO2の排出削減

CO2の排出削減は、カーボンニュートラルを実現するための重要な課題となります。
具体的には、脱炭素化を進めることや、カーボンオフセットなどが挙げられます。

プラットフォームの活用

カーボンニュートラルを実現するためには、企業や団体が協力し合うことが必要となります。
そのためには、プラットフォームを活用して、情報共有や連携を促進することが大切となります。

消費者の意識改革

これらの取り組みを進めることで、カーボンニュートラルを実現することが可能となります。
ただし、個々の企業や団体だけでなく、政府や地域社会も協力し合い、取り組みを進めていくことが必要となります。

カーボンニュートラルに対する企業の取り組みについて

次に、カーボンニュートラルに対する企業の取り組みについて説明します。

取り組みを明確にする

企業として、カーボンニュートラルを目指すという目標を設定し、その取り組みを明確にすることが大切となります。
具体的には、温室効果ガスの削減目標を設定し、その達成に向けた具体的な施策を策定しましょう。

サプライチェーンの管理

企業のサプライチェーンにおいても、温室効果ガスを排出するため、それらを把握し、削減することができます。
サプライヤーとの協力や、環境に配慮した原材料の調達をおこなうことで、温室効果ガスの削減につながります。

企業活動

企業の活動において、カーボンニュートラルに向けた取り組みを行うことで、社会的な信頼を得ることができます。
具体的には、環境に配慮した製品の開発や、地域社会との協力による地球温暖化対策などがあります。

取引先とのコミュニケーション

カーボンニュートラルに向けた取り組みを進めるためには、取引先とのコミュニケーションが重要となります。
取引先に対して、企業の取り組みを積極的に情報発信することで、理解を得られるように努めることが必要となります。

まとめ

今回はカーボンニュートラルについて説明しました。
カーボンニュートラルは地球温暖化を防ぐために大切な取り組みとなります。
企業や個人一人一人でできることから実施していきましょう。

現在、カーボンニュートラルに取り組む中で太陽光発電などの再生可能エネルギーが注目されています。
久野商事では太陽光発電資材の販売から施工まで一貫しておこなっております。
現在、太陽光発電をご検討中の場合は、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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