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2022.05.13

お役立ちコラム 太陽光

太陽光発電の遠隔監視システムとは メリットと選び方を徹底解説

皆さんこんにちは。久野商事ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は太陽光発電における遠隔監視システムについて説明したいと思います。

遠隔監視システムとは

太陽光発電の遠隔監視システムとは、頻繁に現場に出向くことのできないオーナーさんに変わり、施設のパトロールをしてくれるシステムです。
太陽光発電所で発生したトラブルをリアルタイムで持ち主やメンテナンス会社にお知らせをしてくれる優れたシステムであります。
遠隔監視システムには大きく分けて2つの種類があります。

遠隔監視システムの種類

CTセンサー

センサー

この機器は、ソーラー発電の時に発生する電流値を計測することで、発電所に何らかの異常が起きていないかを監視できる遠隔監視システムです。
こちらを使用するメリットとしては、電気工事が要らず設置が簡単であること、パワコンに比べて手ごろな価格で導入が出来ること、この装置の許容範囲内の容量であればパワコンのメーカーを選ばないことです。

導入する際のコストを抑えたい、パワコン選定の手間などをかけたくない方にお勧めのツールです。
一方でデメリットは、異常発生時に取得できる情報が少ないことがあげられます。
CTセンサーは電流のみを計測をしているので、「電流値の異常」をアラートメールでは伝えてくれますが、それが機械の故障によって発電量が下がったのか、あるいは悪天候のため影響を受けているのか、などの具体的な原因は遠隔では把握することが出来ず、原因を突き止めるためには現地に出向くという手間がかかってしまいます。

パワコンで監視

パワコン

多くの情報を得ることが出来るのが、パワコンを導入する最大のメリットであります。

発電状況に何らかのトラブルを感知した際に、発電所の持ち主に通知をしてくれるのはもちろん、何がトラブルの原因となっているのか、ということも特定することが可能です。
現地に出向かずに要因が分かることで復旧までの段取りをスムーズに行うことが出来ます
遠隔でありながら詳細な情報を得られるので、今後起こりうる施設の不具合の原因も予測をすることが可能になります。

現地へ向かうコストの削減はもちろん、短時間の発電量の低下であっても、長期で考えるとかなりの収入ロスとなってしまうので、異常時にすぐ対応できるということ、それを予測してトラブルを回避するということは、被害を最小限に抑えるため非常に重要なポイントになってきます。

反対にデメリットとしては、CTセンサーよりも初期費用がかかり、設置に時間がかかるということです。
パワコンは機能が充実している分、導入コストと作業の手間は発生してきてしまいます。

パワコンについては「パワーコンディショナーの選び方と基礎知識」にて詳しく説明しておりますので、是非ご覧ください。

そもそも遠隔監視を行うのはどうして?

太陽光発電所のパネルは24時間365日稼働しています。
毎日現場へ行って発電量などあらゆる問題を人の目でチェックするのは不可能であるため、このようなシステムを使用し故障や盗難などさまざまなトラブルを監視する必要があるのです。

太陽光発電所における盗難については「太陽光発電施設で盗難!?盗難や二次災害を防ぐ方法は?」にて詳しく説明しておりますので、併せてご覧ください。

遠隔監視システムを導入すると、施設で発生した不具合の早期発見が可能になりますので、発電量を落としにくいという点がメリットにあげられます。
しかし、常にそのシステムを稼働をさせる必要があるため、通信費などのランニングコストがかかってきてしまうという点はデメリットでもあります。

太陽光発電所の遠隔監視システムの選び方のポイント

遠隔監視システムを選ぶにあたって大切なのは、スマホなどの端末に対応しているシステムであるかということです。

せっかく現地のシステムが常時監視をしてくれていても、異常時にオーナーの方やメンテナンス業者へリアルタイムで知らせらせなければ、もしくは確認することが出来なければ、その間にも発電量は下がったままとなってしまい大きな収入損失に繋がってしまいます

またメンテナンス会社と連携することのできるシステムを選ぶことで、発電所に防犯カメラを設置することが出来ます。
最近では銅の高騰により、太陽光発電所の送電ケーブルが盗難に合うケースが増えていますので、メンテナンス会社と連携出来れば、そういったリスクの低減も可能です。

太陽光発電所における盗難については「太陽光発電施設で盗難!?盗難や二次災害を防ぐ方法は?」にて詳しく説明しておりますので、併せてご覧ください。

そして、発電量の計測が正確で操作が簡単であるということもおさえておきたいポイントです。

太陽光発電所は長期運用をしますから、システムとも必然的に長く付き合っていくこととなります。
毎日使うものであるので、使いやすく、見やすく、さらにいつでも気になった時に正しい売電収入を確認できるということも重視するべき点であります。

まとめ

発電所は常に稼働をしていますが、太陽光発電所とその持ち主が近い場所にいるとは限りません。
なかなか頻繁に現地を訪れることが出来ないからこそ、どう管理していくかをしっかりと考える必要があるのです。
たとえ小さな異常であっても、何年もの月日が経つとその積み重なりは大きな損害へとつながってしまいます。

コスト面・セキュリティ面・使用感など、オーナーさんによって重要視されるポイントは異なるかと思います。
自分に合ったシステムを正しく選ぶことが、ストレスなく太陽光発電所の長期運用を行っていくことへの近道の一つになるのです。

久野商事ではフェンス・防草シート以外にも太陽光発電に必要な部材をすべて取り扱っております。
もしお探しの製品等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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宮田 吏江

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