2021.11.11

お役立ちコラム 防草シート

防草シートについて徹底解説【初心者向け】

広島県 防草シート

更新日:2023/03/23

みなさん、こんにちは。
久野商事の久野でございます。

最近、弊社では夏に向けて防草シートを敷きたいというお問い合わせが増えています。
中でも、『防草シートの選定基準』や『雑草対策で防草シートが一番効果が高い理由』などご質問いただくことが多い状況になります。
そこで今回は初心者向けにわかりやすく防草シートについて説明していきます。

防草シートについて

まずはじめに防草シートについて説明します。

防草シートとは、雑草を防ぐためのシートになります。
主に園芸や農業、土木工事、太陽光発電所で利用されます。

園芸や農業で利用することで、雑草に水分や栄養分を奪われることがなくなるため、植物などの生育を促すことができます。
また、土木工事や太陽光発電所においては、造成工事の費用を抑えたり、ホットスポット現象を抑制することもできます。

しかし、防草シートは、種類によって適した環境や施工方法が異なり、効果が出なかったり、寿命が短くなったりすることがあるため、環境に合わせたシートを選択し、正しい施工方法で敷くことが大切となります。

防草シートの選び方については、コチラで詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。

防草シートの特徴について

次に防草シートの特徴をメリットとデメリットでそれぞれ説明していきます。

メリット

①雑草の防止

防草シートを敷くことで雑草の成長を防ぐことができます。
雑草が生えなくなるため、除草作業が必要なくなり、手間と負担を軽減できます。

②土壌保護

除草剤を使用する除草作業は、土壌に悪影響を与える可能性があります。
防草シートを敷くことで、土壌を保護し、除草作業の手間と負担を軽減できます。

③不法投棄の減少

雑草が生い茂っている土地は、管理がされていない土地として見られ、不法投棄される可能性があります。
防草シートを敷くことで、土地が管理されていることをアピールすることで、不法投棄を減らすことができます。

デメリット

①コスト

防草シートの購入費用だけでなく、施工も必要なため、草刈りや除草剤に比べて初期費用がかかります。
また、防草シートの効果が薄まってきた場合、シートの交換も必要となります。

②廃棄

防草シートを交換する際に剥がす必要があるため、廃棄が手間となります。
また、自治体により廃棄方法も異なるため、注意が必要となります。

尚、継続的に防草シートを利用する場合は、新しい防草シートを古い防草シートに重ねて利用することもあります。

③風に弱い

防草シートを固定するには専用の固定ピンを利用します。
利用するピンや施工方法によって強度が大きく変わるため、適切なピンを選び、正しい施工をおこなう必要があります。

防草シートの固定ピンについて

防草シートのデメリットで説明した風に弱い点については固定ピンで解決します。
固定ピンの種類は様々あり、それぞれ得意とする地盤が異なります。

地盤に適した固定ピンを利用することで、ピンが抜けて防草シートが捲れてしまうというトラブルを未然に防ぐことができます。

防草シートの固定ピンについてはコチラで詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。

防草シートの施工について

次に、防草シートの施工について説明します。
防草シートの施工には施工業者に依頼する方法とDIYで施工する方法があります。

施工業者に依頼する場合

施工業者への依頼は施工だけを依頼する方法と資材購入からお願いする方法の2つの方法があります。

施工だけ依頼した場合は、防草シートと固定ピンや固定テープなどすべての資材を自分で用意する必要があるため、手間がかかります。
また、選んだ防草シートやピンが環境や地盤に合わず、すぐに剥がれてしまったり、破れてしまったりというリスクがあります。

そのため、施工業者に依頼する場合は、資材の購入と施工の両方に対応できる業者を選ぶことをおすすめします。

DIYで施工する場合

次に、DIYで施工する場合について説明します。

①事前準備

DIYで施工する場合は防草シートと資材の他に施工道具が必要となります。

下記に必要な施工道具をまとめました。

道具用途
草刈り機や鎌雑草が生えている場合は、事前に雑草を取り除きます。
スコップ地面を平らにするのに使用します。
ハサミ防草シートをカットするのに使用します。
メジャー固定ピンを打ち込む間隔を測るのに使用します。
チョークなどマーキングできるもの固定ピンを打ち込む場所のマーキングに使用します。
ハンマー固定ピンの打ち込みに使用します。

施工道具はホームセンターやオンラインショップで簡単に購入できるため、事前に購入しましょう。

②防草シートの仮敷き

防草したい箇所に防草シートを敷いていきます。
法面に設置する場合は、法面の下部から敷いていきます。

③固定ピンの打ち込み

1m間隔でピンを打ち込む場所にマーキングをおこない、固定ピンを打ち込んでいきます。
角に打ち込む場合は、破れ防止のため、端部から3cm以上離して打ち込みます。

④防草シートの加工

途中で木などの障害物がある場合は、ハサミで防草シートを切断します。
加工した部分は、捲れ防止のため、追加で固定ピンを打ち込みます。

⑤重ね敷き

防草シートを重ねる場合は、15cm〜20cm重ねて敷きます。
余裕をもって重ねることで、隙間から太陽光が入ることを防ぐことができます。

⑥完成

①から⑤の作業を繰り返して施工完了となります。

詳しい施工手順につきましては、コチラに資料がございますので、ぜひご覧ください。

防草シートのメンテナンスについて

次に、防草シートのメンテナンスについて説明します。
防草シートは長期間放置すると、泥や種子が溜まり、次第に劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要になります。

メンテナンスを怠ると、防草シートの上や、風などで防草シートが剥がれた部分から雑草が生えてくることがあります。
また、防草シートに破れがあった場合、破れを放置するとそこから雑草が広がってしまうため、上から防草シートを被せるなどの対処が必要となります。

まとめ

今回は防草シートについて説明させて頂きました。
防草シートを敷くことで、毎年の草刈りが不要となるため、手間が省けます。
ただし、環境にあった防草シートと固定ピンを選ばないと、すぐにボロボロになってしまって、防草効果が発揮できません。

また、敷き方によっても防草シートの寿命が大きく変わります。
久野商事では環境や用途によって選択できるように様々な防草シートを取り扱っております。
防草シートについては下記をご覧ください。

防草シートお問い合わせ

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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