2021.06.07
お役立ちコラム
フェンスの設置方法から費用まで徹底解説 【DIY初心者向け】
2022/09/27更新
日本国内で環境破壊により、動物が食べ物を求めて住宅街を徘徊し、威嚇攻撃するなど害獣被害が問題とされています。
事前に獣害対策・侵入防止のため、自宅にフェンスを設置する方も多いのではないでしょうか。
その他、自宅のプライバシー保護の観点から屋外にフェンス設置される方もいると思います。
今回はフェンスの種類や設置方法から費用について説明していきます。
また、獣害対策にご興味ある方はコチラの記事もご参考下さい。
目次
メッシュフェンスの設置方法
カインズやコメリなどのホームセンターやエクステリアショップでDIY用のフェンスが販売されています。
住宅用フェンスとしてLIXILや三協アルミのフェンスは取付説明書もあるため、DIY設置がしやすいと思います。
さっそく、設置方法について説明していきます。
メッシュフェンス設置に必要な道具
設置する際に必要な道具について説明していきます。
水平器
支柱やフェンスが水平に設置されているか確認する道具です。
設置フェンスの歪みや見栄えの問題を事前に防ぎます。
ハンマー(大ハンマー)
杭を打ち込むために利用します。
一体型支柱の場合は杭打機を利用した方が簡単に施工できます。
ボルトクリッパー
フェンスを切断するための道具です。
フェンスは1枚2mが主流のため、はみ出した部分をカット時に利用します。
インパクトドライバー(電動ドライバー)
フェンスと支柱を固定する際に利用します。
手動のドライバーを利用する場合、締め付けが緩いとフェンスが落下する可能性があるため、インパクトドライバーを利用することをおすすめします。
メッシュフェンスの設置手順
メッシュフェンス設置の方法について説明させていただきます。
※ここでは一体型の場合の取付方法を説明します。フェンスの種類によって取付手順は異なりますので、必ず付属の取付説明書を確認するようにしましょう。
支柱を打ち込み
まず初めに支柱を必要な寸法で間隔を空けて、大ハンマーや杭打機で打ち込んでいきます。
このとき、打ち込んだ支柱が水平になっているか必ず確認するようにしましょう。
支柱が斜めになっているとフェンスが上手く取り付けられない可能性があります。
フェンスを固定する金具の取り付け
支柱の打ち込みが終わったらフェンスを固定するための金具を取り付けます。
このとき、ボルトに少し遊びを設けます。
完全に締め切ってしまうとフェンスを掛けることが出来ませんので注意してください。
フェンスを掛ける
支柱に取り付けたボルトにフェンスを引っ掛けてインパクトドライバーでボルトを締めていきます。
このとき、フェンスを固定する前に手締めで仮固定しておき、フェンスが斜めになっていないかを確認することで、フェンスを真っすぐに取り付けることが出来ます。
フェンスのカット
フェンスを設置した際に、はみ出した部分はボルトクリッパーなどでフェンスを切断します。
メッシュフェンスは主にスチール製かアルミ製のため、簡単に切断することが出来ます。
フェンスを切断した後は切断面が鋭利になっており、服を引っ掛けたり、怪我の原因となるため、必ずフェンスキャップ(保護キャップ)を取り付けるようにしましょう。
購入したフェンスにフェンスキャップが付属していない場合は、メーカーにフェンスキャップがないか確認しましょう。
ウッドフェンスの設置方法
ウッドフェンスは木材を利用して作られたフェンスになります。
人工木材や竹材、ハードウッドなどの材質があり、見た目も木目調のものや和風の物など幅広い商品があります。
ウッドフェンス設置に必要な道具
水平器
メッシュフェンスと同様にフェンスや支柱の水平を確認するために利用します。
インパクトドライバー
メッシュフェンスと同様に固定金具を利用するため必要となります。
のこぎり
ウッドフェンス用の木材を切って調整するために利用します。
通常のこぎりも使えますが電動の方が作業時間が短縮されます。
キリ
ネジ止めや釘打ちのための穴を空けるために利用します。
100円ショップなどでも購入できる簡易用でも問題ありません。
スコップ
ウッドフェンスを立てるための穴を掘るために使います。
支柱を埋めるための穴なので大きなスコップでなくても問題ありません。
モルタル用の道具
ウッドフェンスを固定するためのモルタルが必要です。
モルタル用の道具はホームセンターやエクステリアショップ、ECサイトなどで必要な道具がセットになった物があるため、初めての方はそちらを購入しましょう。
・刷毛(はけ)・ローラー
木材に防腐剤を塗る際に利用します。
ウッドフェンスの設置手順
ウッドフェンスの設置方法について説明していきます。
※ここでは既成のモルタルを利用して設置します。モルタルから作成する場合はコチラが参考になります。
基礎を作る
支柱を差し込むための基礎を作るため、支柱が4割程埋まるくらいの深さの穴を掘ります。
掘った穴にそのまま支柱を立てるより、基礎ブロックを利用した方がフェンス強度を上げてくれます。
支柱を立てる
掘った穴に支柱を立てて、モルタルを流し込みます。
支柱の固定後、水平器を利用して支柱が水平について確認後、支柱の根元にもモルタルを流し込んで固定します。
モルタルは液体のため、固まるまで支柱を動かしたり、モルタルを触ったりしないように気を付けましょう。
ウッドフェンスを貼り付ける
フェンスを貼り付ける前にはみ出してしまう部分がある場合は、事前にのこぎりで不要部分をカットしておきましょう。
モルタルが固まったらフェンスをインパクトドライバーとステンレスビスを使って固定していきます。
ステンレスビスを通す場所にはあらかじめキリで軽く穴を空けて置くとネジ止めがしやすくなります。
DIYによるフェンス設置のメリット
DIYによるフェンス設置のメリットについて説明していきます。
費用
基本的に掛かる費用は材料費と道具費のみになります。
フェンス設置費用一覧
フェンスの種類 | 材料費 | 施工費 | 合計 |
メッシュフェンス | 3,000円/m | 0円/m | 3,000円/m |
ウッドフェンス | 1万円/m | 1万円/m |
※この金額はあくまで目安です。実際の金額とは異なる場合があります。
自分で施工するため、施工費用は0円です。
たとえば、フェンス設置が10mの場合、掛かる費用はメッシュフェンスの場合は3,000円×10m=3万円、ウッドフェンスの場合は1万円×10m=10万となりますが、道具がそろっていない場合は、別途道具費用が掛かります。
②フェンスの種類を自由に選択
ウッドフェンスの場合は材料が木材のため、ホームセンターなどで木材を購入して自分の好きなフェンスを作ることができます。
DIYによるフェンス設置のデメリット
メリットの説明をさせていただきましたが、デメリットについても説明していきます。
①見栄え問題
プロの施工会社ではなく、自身でおこなう場合、フェンスが水平にならないケースが多いです。
場合によってはフェンスがガタガタになり、倒れてしまう危険性もあります。
②背の高いフェンスは取り付けられない
強度について不安な場合はH1500(1.5m)以下のフェンスを利用しましょう。
高いフェンスは風などの影響でフェンスが倒れて、隣家の外構フェンスに傷を付けてしまうなどの問題が発生します。
③時間と労力が掛かる
施工業者に依頼する場合、設置方法について事前に打ち合わせが必要です。DIYの場合は材料購入から設置作業まで全て自分でおこないます。
まとめ
今回はフェンスのDIY設置について説明させていただきました。
自分の好きなデザインが設置できる点はとても魅力的だと思います。
中には『自分で施工はちょっと不安、、』なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
設置費用はかかりますがプロの施工会社に依頼することで綺麗で丈夫に設置できます。
外注した場合のフェンス設置についてはコチラの記事をご参考にしてください。
また、弊社で取り扱っていないフェンスでもご希望のフェンスや用途などご共有頂ければお探し致しますので、お気軽にご相談下さい!