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2021.12.25

太陽光

【2025年最新】野立て太陽光発電のスクリュー杭基礎を徹底解説!メリット・デメリット

スクリュー杭基礎

更新日:2025/12/22

野立て太陽光発電の建設において、収益性と安全性を左右する最も重要な要素の一つが「基礎工法」の選定です。

なぜ、太陽光発電においてこれほどまでに基礎工事が重要なのか。

それは、基礎がシステム全体の「安全稼働」と「資産価値」を支える根幹だからです。

不適切な基礎選定は、以下のような重大なリスクに直結します。

 

自然災害リスク: 台風などの強風によるパネルの飛散や、架台の倒壊。

不同沈下リスク: 地盤が不均等に沈むことで架台が歪み、パネルに負荷がかかって破損(マイクロクラック等)を招く。

メンテナンスコストの増大: 設置後の傾きや沈みによる修繕費用は、当初の施工費を大きく上回る場合があります。

 

このように、目に見えない地中の土台(基礎)を地盤に合わせて正しく選ぶことは、事業の失敗を防ぐための最優先事項といえます。

現在、日本の太陽光発電市場では、安全性とコストパフォーマンスを両立する工法として主流となっているのが、今回解説する「スクリュー杭(グランドスクリュー)基礎」になります。

本記事では、スクリュー杭基礎の仕組みから、コンクリート基礎等との比較、具体的な施工方法、そして導入前に必ず確認すべきメリット・デメリットまで、詳しく解説します。

 

太陽光発電で採用される主な基礎の種類と特徴について

設置場所の地盤状況や予算に応じて、主に以下の4つの工法が使い分けられます。

 

スクリュー杭基礎

大型ネジ状の杭を回転させて埋設します。コスト・工期ともに優秀。

一般的な土質、緩やかな傾斜地に向いています。

 

コンクリート基礎

コンクリートの重みや地中固定で支えます。強度が非常に高いです。

岩盤地帯、非常に軟弱な地盤、屋上などに向いています。

 

パイル基礎

H鋼や鋼管を地中に直接打ち込む方式になります。

大規模メガソーラーや支持層が深い地盤などで利用されます。

 

ベースプレート基礎

プレートを地面に置き、アンカーで固定する簡易的な方法です。

コンクリート舗装の上など、掘削が困難な場所などで利用されます。

 

スクリュー杭(グランドスクリュー)基礎とは?

スクリュー杭基礎とは、先端がネジ状になった鋼管(スクリュー杭)を、専用の重機で回転させながら地中に貫入させる工法です。

従来のコンクリート基礎のような「養生期間(固まるまでの待ち時間)」が必要ないため、設置後すぐに架台の組み立てに入れます。

この「短工期・低コスト」という圧倒的なメリットにより、現在の低圧・高圧案件の多くで採用されています。

また、様々な長さの杭があり、地盤の状態によって羽の数や羽の大きさを変えることで様々な地盤に対応できるといったメリットもあります。

 

スクリュー杭施工の主な3つの手法について

1. オーガー打設(一般的な工法)

専用重機「アースオーガー」を使用し、杭を回転させてねじ込む最も一般的な方法です。

特徴: 標準的な硬さの土質。

注意: 巨大な石や岩盤がある地盤では、杭が入りきらない場合があります。

 

2. ラミング工法(打込み式)

重機で杭を上から叩き、地中に押し込んでいく方法です。スクリュー形状ではない「C型チャンネル」や「H鋼」の打設にも用いられます。

特徴: 支持層(硬い層)が深い地盤において、長い杭を打ち込む際などに有効です。

注意: 比較的、石の少ない地盤に向いています。

 

3. キャストイン工法(先行掘削)

杭よりも一回り大きく先行掘削し、セメントミルクを流し込んで杭を固定する方法です。

特徴: 岩盤地帯や石が多い場所でも、正確な位置に固定できます。

注意: 工程が増えるため、費用と工期が他の手法よりかさみます。

 

スクリュー杭基礎のメリット・デメリットについて

メリット

・トータルコストの抑制

コンクリート基礎と比較して、材料費・人件費ともに安価です。

 

・工期の短縮

 1日に打設できる本数が多く、養生も不要なため、最短スケジュールで稼働可能です。

 

・環境負荷の低減

大規模な造成が不要なケースが多く、撤去時の原状復旧も容易です。

 

デメリット

・地盤条件に左右される

岩盤のような硬すぎる地盤や、反対に底なし沼のような極端に柔らかい地盤では、十分な引き抜き強度(杭が抜けない力)が得られない場合があります。

 

・事前調査が必須

 地中の状況を確認せずに施工すると、杭の傾きや強度不足が発生するリスクがあります。

 

まとめ

野立て太陽光発電において、スクリュー杭基礎はコストと性能のバランスが取れた一般的な工法です。

しかし、安易に価格だけで選ぶのではなく、地盤調査に基づいた適切な設計と施工が不可欠です。

 

久野商事では、スクリュー杭をはじめ、パネルや架台といった主要資材を幅広く取り扱っております。

 

・資材の調達コストを抑えたい

・地盤に最適な杭の長さや施工方法を相談したい

・造成工事から電気工事まで一貫して任せたい

こうしたご要望に対し、豊富な実績に基づいた最適なソリューションをご提案いたします。太陽光発電所の設置で、ご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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