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2024.02.28

製品紹介 雑草対策

雨水対策に最適なサンドウェーブGについて【徹底解説】

皆さんこんにちは。
久野商事株式会社の久野です。

近年、ゲリラ豪雨や台風などの異常気象が頻発し、都市部を中心に雨水による被害が深刻化しています。
浸水被害や土砂災害を防ぐための雨水対策は、地域社会にとって喫緊の課題となっています。

サンドウェーブGは、従来の砂利や砕石と比べて優れた雨水対策効果を発揮し、近年注目を集めています。
本記事では、サンドウェーブGの特長と具体的な活用方法や施工事例などをご紹介します。

サンドウェーブGについて

まず初めに、サンドウェーブGについて、説明します。

サンドウェーブGとは高い透水性を備えたリサイクルガラス造粒砂になります。
従来の砂利や砕石と比べて優れた雨水対策効果を発揮し、近年注目を集めています。

リサイクルガラス造粒砂

サンドウェーブGは廃棄されたガラス瓶やガラスくずを100%原料として製造されています。
従来の砂利や砕石と比べ、環境負荷が少なく、CO2排出量の削減にも貢献しています。

サンドウェーブGの開発背景

現在、日本ではガラス瓶のおよそ90%が再利用されていますが、青や緑などの色がついた瓶は再生が難しく、年間何十万トンも埋め立て処理がされています。

なんとか再利用できないかと考えて、開発されたのが「サンドウェーブG」になります。
これまで廃棄や埋め立て処理されていた色付きのガラス瓶やガラスくずを100%原料として、製造工程において粉砕、エッジレス化することにより高い透水性と締固め特性を持った造粒砂になります。

サンドウェーブGの特徴について

次に、サンドウェーブGの特徴について説明します。

透水性が高い

サンドウェーブGの透水係数は「1.3×10-2cm/s」と従来の山砂(10-2〜10-3cm/s)と比べて透水係数が対数スケールで約100倍ほど高いです。

 

施工性が良い

サンドウェーブGは一般的な山砂と比べて、最適含水比が低いため、締固めの際に必要な水分量が少なく、施工性が良いです。

環境へ配慮されている

サンドウェーブGで利用されているガラス瓶やガラスくずは、従来廃棄や埋め立て処理されていたガラスを再利用しているため、環境に優しくCO2排出量の削減にも貢献しています。

サンドウェーブGの活用方法について

次に、サンドウェーブGの活用方法について説明します。

雨水対策

ゲリラ豪雨などの突発的な降雨などで浸水しやすい土地にサンドウェーブGを利用した雨水貯留浸透層を設けることにより被害を軽減することができます。
また、駐車場などの透水性アスファルト舗装の下にサンドウェーブGを雨水貯留槽として利用することで、路面温度を低下させることができるため、ヒートアイランド現象の抑制にも繋がります。

雑草対策

サンドウェーブGは一般的な山砂と違い、栄養がないため雑草が生えにくいです。
ただし、元々雑草が生えていた場所にサンドウェーブGを敷いて雑草対策をおこなう場合は、20cm以上の厚みが必要となります。

雑草対策としてサンドウェーブGを利用する場合は、防草シートの上にサンドウェーブGを敷くことをおすすめします。

ガーデニング

通常、ガーデニングなどで防草シートや砂利を敷くと見た目が無骨に見えてしまいます。
しかし、サンドウェーブGはガラスで作られているため、水分を含むと光を反射して綺麗にみえます。

サンドウェーブG施工事例について

次に、サンドウェーブGの施工事例について説明します。

サンドマット工法への利用

サンドマット工法は厚さ0.5〜1.2m程度の砂を敷設することで、地盤の強度を高めて、沈下を抑制する工法になります。

砂の代わりにサンドウェーブGを活用することで地盤内の水はけが良くなり、地盤の安定性を向上させることができます。
また、サンドウェーブGは一般的な山砂と比べて軽量なため、施工性も高いです。

グラウンド造成

グラウンド下層部の透水層として、サンドウェーブGを利用することで水はけを向上できます。

インターロッキング舗装

砂で施工すると雨水などで砂の粒子が移動し液状化が発生したような状態になり、インターロッキングブロックが動いたり傾いたりなどの不具合が生じる場合があります。
透水性の高いサンドウェーブGで施工することで、不具合の抑制と雨水の貯留だけでなく、ヒートアイランド現象の抑制にも繋がります。

雑草対策

サンドウェーブGは砂自体に栄養をもたないため、雑草対策にも有効です。
土の上にサンドウェーブGを20cm厚ほど敷設することで数年の防草効果が得られます。

また、防草シートと共に活用することで、より強力な雑草対策となります。
防草シートを敷設すると、見た目が悪く見えてしまうため、サンドウェーブGを利用して、見た目を綺麗に見せることも可能です。

久野商事では様々な防草シートを取り扱っております。
防草シートについてはコチラをご覧ください。

サンドウェーブGの費用について

次に、サンドウェーブGの費用について説明します。
弊社では、お手軽にご導入いただけるように平米単位でご提供をしております。

通常の砂サイズ(0-5mm以外にも砕石サイズなどもございますので、ご入用の場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。

まとめ

今回はサンドウェーブGについて説明させて頂きました。
サンドウェーブGは透水性が高く、締固めも可能なため、軟弱地盤の改良や雨水対策に非常に有効です。

普段利用している山砂をサンドウェーブGに置き換えるだけのため、施工の手間が増えることもございません。
また、防草シートと併用することで、防草効果を高めるだけでなく、景観と雑草対策を両立することが可能となります。

久野商事ではサンドウェーブGや防草シートの販売のみならず、太陽光パネルやフェンスなど太陽光発電に関わる様々な部材を取り扱っており、施工も承っております。
造成や太陽光発電でお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

久野 将成

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フェンス一筋数年。IT界からフェンス界に転生した久野です。
太陽光フェンスやアニマルフェンスについてのウンチクを中心に書いていきます。

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